45 │2024年11月17日

岡山バプテスト教会


週 句 わたしは彼らに恵みを与えることを喜びとし、心と思いを込めて確かに彼らをこの土地に植える。
聖書   エレミヤ書32章41節

説 教 「それでも、の嬉しさ」 佐野静樹
聖書   ルカ2章15,16節

「クリスマスを迎える季節になりました。」
 そして今日は子ども祝福礼拝です。きっとかわいい赤ちゃんや、去年より大きくなった子どもたちの写真を見て、みんな笑顔になることでしょう。
 そこで、福音書のイエス様誕生の場面を読むことにしました。マタイによる福音書はアブラハムからイエス様につながる系図から始まりますし、ルカによる福音書はまず洗礼者ヨハネの誕生を詳しく述べます。神様の計画は準備万端のようです。
 ザカリヤ、エリサベト、ヨセフとマリアの心の動きも描かれます。もちろん、特別な赤ちゃんを迎える状況ですが、特別感というより、もっと普遍的な近しさを感じます。ルカ1:66「いったい、この子はどんな人になるのだろうか」などは、たいていの子どもの周りで大人たちが言い交わす言葉でしょう。そう言いながらその子の歩む道の祝福を祈ります。
 「だいじょうぶ だいじょうぶ」(いとうひろし作 講談社)。この本が好きで、おはなし会で語ったこともありました。何年か前の「聖書教育」の子どもプログラムで取り上げられてもいました。でも、語るのに難しさも覚えます。人生には思うようにいかないこともあるからです。特にここ数年は、世界中のあちこちで戦争か戦争に近いことが次々と起こり、これでもかと言わんばかりの攻撃にさらされる人々の現実があります。
 それで語るのを躊躇していましたが、「それでも・・」の思いでご紹介します。